がん保険

がん保険とは、がんになった時の入院費や手術、通院治療費に備える保険です。
がんは日本人の死因の第1位で、3人に1人はがんで亡くなると言われています。まだ若いから大丈夫、と思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、男女ともに30~40代からがん罹患率 が徐々に上昇し、年齢とともにがんのリスクが高くなります。一生涯で男性は62%、女性は46%の確率で、がんにかかってしまいます。

 

がんの治療費はいくらぐらいかかるの?

がんになると、医療費が高額にかかります。先進医療による治療であれば保険がきかないので全て自己負担となってしまい、約300万円の高額な費用がかかります。
保険のきく抗がん剤治療だとしても、5年間通院した場合は同じく約300万円かかります。がんの発見が遅ければこのように高額の治療費が必要となります。

 

最近のがん保険のトレンド

長らく不治の病として恐れられてきたがんですが、最近は健康診断などにより早期に発見されることが多いため、入院が短期化し、通院治療(抗がん剤・ホルモン剤治療・放射線治療)が中心となる傾向があります。がん保険もそれに伴って、入院保障よりも「診断一時金」のような、入院や治療内容に関わらずまとまったお金が給付される商品が増えてきています。

 

がん保険の見極め方

一般的ながん保険は、がんと診断された時にまとまった金額を給付される「診断一時金(診断給付金)」と、「がん入院給付金」「がん手術給付金」がメインとなっており、これに「通院特約」「先進医療特約」などがセットされているものが多くなっています。
以上を踏まえた上で、がん保険を選ぶ際に気をつけたいポイントは下記となります。

 

1.診断給付金(一時金)

がんと診断された時に充分な一時金が出るかどうかを確かめましょう。このタイプのがん保険に加入しておくと、通院、入院、手術など、どのような治療方法になったとしても対応しているので安心です。

 

2.診断給付金が出る回数

がんは転移したり再発することもあるので、がんと診断されるたびに診断給付金が支払われる保険に加入しておくと安心です。初回の1回のみ給付されるものもありますが、再発時にも給付されるものもあります。ただし、1年毎、2年毎、5年毎など商品によって給付頻度の規定がありますので注意しましょう。

 

3.継続治療・転移・再発のいずれにも対応

がんは治療が長引いたり、他の場所に転移したり、一度完治したと思ったら再発したりする可能性がある病気です。初回診断時だけではなく、継続治療・転移・再発のいずれにも対応しているがん保険を選びましょう。

 

4.給付金支払い条件

「医師の診断時」としているものや「入院時」「手術時」「通院治療でも可」など商品によって異なります。また、がんの進行度合い(ステージⅣなど)によるものもありますので、給付金の支払い要件については詳しくチェックしておきましょう。

 

5.付帯サービスの充実度

意外と見落としがちなのが付帯サービスの充実度です。がん保険の付帯サービスには、「払込免除」と言って一度がんと診断されると以降の保険料の払込が免除になるものや、
納得した治療方法を選ぶために他の医師の診断を受ける「セカンドオピニオンサービス」があります。

 

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